2014.08.08 活動報告 第39回米国歯科審美学会議(AAED 2014)に参加しました
2014年8月5日から8月8日まで、米国サンタバーバラにて開催された39th Annual Meeting of the American Academy of Esthetic Dentistry (AAED 2014)に、当院院長中山が参加いたしました。
クローズドで開催されたこの学会には、歯科界の著名人をはじめ、300名ほどが世界各地から集結し、濃密かつ貴重な時間を共に過ごしました。
連日の聴講や展示ブースでの最新医療機器紹介など、数えきれないほどの収穫があったAAED 2014ですが、その中でも特に目を惹いたのは「3D映像を用いた先端治療」でした。
サンタバーバラで開業され、拡大鏡治療の権威でいらっしゃるDr Assad F. Mora(中央)が説明しているのは、3D眼鏡と3Dモニターを活用した精密な治療についてです。
この装置を使うと、治療箇所を大きく、そして3Dでディスプレイに映し出せるため、それを見ながら、より精密な治療を行うことが可能となります。また、従来では難しかった、患者さまが治療内容や結果を細部まで確認することも可能にしてくれます。
最近では、マイクロスコープを用いた治療が日本でも普及してきましたが、世界の最先端の歯科治療は、もうここまで進んでいるのです。
そしてこの学会では、数多くの著名な先生とお話をする機会にも恵まれました。
コロンビア大学歯学部の教授で、インプラントの世界的な権威でいらっしゃるDr. Dennis P. Tarnow。
私自身、4年前の日本顎咬合学会学術大会において、会員の中から選出していただき、「デニス・ターナーに聞く」というテーマで講演をさせていただきました。その時以来、久々にお会いさせていただくことができました。
UCLAの歯周病専門医でいらっしゃるDr. Henry H. Takei。
10年前にUCLAプログラムで受講させていただき、先生には多くのことを学ばせていただきました。
世界的なセラミストとして海外で活躍されていらっしゃる、有名日本人歯科技工士のAki Yoshidaさん。
日本の歯科技工士のレベルは高く、世界中で重宝される程。Aki Yoshidaさんのご活躍は日本人の誇りです。
KOIS CENTERのDirector、Founderであり、歯周組織の研究・診療において世界トップレベルにいらっしゃるDr. John Kois。
学会聴講や世界中の著名な先生方との交流などを通じ、改めて、地域の皆さまに最良の医療を提供すべく、常に世界に目を向け、追い求め続ける大切さを感じるアメリカ行脚でした。
この経験をなかやま歯科のスタッフと共有し、更なる切磋琢磨を続けて参ります。