2024.07.09 管理栄養士サポート 【管理栄養士コラム】トマトのはなし
夏野菜の代表ともいえるトマト。注目の栄養成分ゆえ、健康のために意識して、習慣的に食べている方も多いのではないでしょうか?
今回はトマトに含まれる最強の抗酸化作用成分、リコピンについてご紹介します。
■リコピンとは
リコピンとは、赤色の色素成分であり、「抗酸化作用」「アンチエイジング効果」「ガン予防効果」が期待できます。そして、これらの作用や効果を最大限に得るためのキーワードが「朝」「加熱」「油」なんです!
それぞれについて、簡単にご紹介します。
【朝】
昼・夜に比べて、朝の摂取で最も血中リコピン濃度が高くなると言われています。朝の活動開始時にリコピンの必要性が高まることと、前の食事から時間が経過していることから吸収力が高まります。
【加熱】
リコピンは脂溶性、かつヒトの消化酵素で分解されにくい細胞壁に囲まれています。体内でリコピンの効果を得るには、その殻を加熱により破壊して油と共に摂取することで血中に取り込みやすくする必要があります。
【油】
ある研究報告によると、特にオリーブオイルを使うと体内での吸収が効率的に行われるとのことです。
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いやいや…朝からトマトをオリーブオイルで炒めるとかハードル⾼いわ… と思われた方も多いかもしれませんが、「フリッタータ」ならきっと簡単!今回はフリッタータのレシピをご紹介します。
ちなみにフリッタータとは、イタリアの卵焼き。具をたくさん入れるので見た目も楽しい!これひとつでも栄養が偏りにくくオススメです!
【材料(2人分)】
・卵 …2個
・トマト …1/2個
・しいたけ …1個
・ピーマン …1個
・キャベツ …1枚
・粉チーズ …大さじ1
・牛乳 …大さじ1
・塩こしょう…少々
・オリーブオイル…小さじ1
【作り方】
① 野菜は全て1cm角に切る。
② 卵、粉チーズ、牛乳、塩こしょうを混ぜておく。
③ 卵焼き器にオリーブオイルをひいて①を炒める。
④ ②を流し入れて両面焼き固めたら完成!
※切り分けて食べてください。お弁当にも◎!
※ケチャップをつけて食べてもおいしいです!
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ぜひ作ってみてくださいね!