今年の猛暑は体に堪えます。
ちょっと動いただけでもどっと汗が出てきますよね…!熱中症予防のためにも欠かせないのが水分補給。そこで今回は飲み物の中でも栄養価が高いことで有名な牛乳と豆乳をテーマにお話しします。
実は患者さまから『牛乳と豆乳、どっちがええの!?』という質問を多数頂きます。皆さんは両者の栄養的な違いをご存知ですか?
※今回は一般的に手に入りやすく飲みやすい普通牛乳と調整豆乳で比較します。
牛乳と豆乳、同じ200ml飲んでエネルギーが高いのは牛乳です。しかしその差はたった9kcalなのでほぼ互角です!
注目したいのは脂質。含有量はそれほど変わらないのですが中身が違います。牛乳に含まれる脂肪酸には短鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸があり、これらはエネルギーになりやすい脂質です。つまり、体脂肪になりにくい脂質といえます。
一方豆乳に含まれている脂肪酸は多価不飽和脂肪酸が多く、血圧を下げたり血中コレステロール値を下げる効果が期待できます。
その他、牛乳に含まれる栄養素の代表はカルシウム。カゼインホスホペプチドのおかげで他の食材と比べて圧倒的に身体での吸収率が高いのです。
成長期のお子さんは夏休みに入ると牛乳を飲む機会が減ると思います。朝ご飯と一緒にコップ一杯の牛乳を!
コレステロールが気になる中高年のみなさん。仕事終わりのキンキンに冷えたビール、美味しいとは思いますが、たまにこらえてキンキンに冷えた豆乳を!笑