2020.05.07 インプラントコラム 歯科医師の先生も迷った!?天然歯との見分けが難しい当院のインプラント治療
まずはクイズです。次の写真で、インプラント治療を行った歯はどの歯でしょうか?
これは、2020年4月27日、メガジェンジャパン主催・当院院長中山が講師を務めたオンラインセミナーにおいて、歯科医師の先生方にお尋ねした内容です。答えは、「PES14」と書いてある真上の歯なのですが、これは歯科医師の先生でも、そうそう簡単には見分けることが難しい症例かと思います。
このように、審美性に優れ、どの歯がインプラント治療を行ったのか分からないレベルの治療を行うことも、当院のインプラント治療の特徴です。
では、どうしてこのような審美性に優れたインプラント治療を行うことができるのか。それは、埋め込むインプラントとご自身の骨の間に、歯の根っこを少しだけ残してあげることで実現します。これは「ルートメンブレンテクニック」と呼ばれ、まだご存知ない歯科医師の先生方もたくさんいらっしゃる手法です。
4月27日のオンラインセミナーでは、このルートメンブレンテクニックをテーマに、ユーデンタルアートの新井先生とともに約2時間のレクチャー・質疑応答を行い、180名ほどの歯科医師の先生方にご参加いただきました。
また、このセミナーとは別に、2020年5月6日、4名の先生方と一緒に講師を務めたオンラインセミナーも開催し(メガジェンジャパン主催)、およそ400名の歯科医師の先生方にご参加いただきました。
ところで、当院のインプラント治療で大切にしている点、そしてセミナーを通じてお伝えした内容は、決して審美性(見た目の美しさ)だけではありません。
当院では、患者さま目線のやさしいインプラント治療を目指すために、インプラント治療の大家、林揚春先生(新宿区ご開業)が2016年に提唱された、つぎの4つの視点を大切にしたインプラント治療を行っています。
・痛みや腫れが少ない方法で行っているか?
・治療回数が少なく、期間も短くすることを考えているか?
・治療期間中のQOLの低下を防ぐ配慮をしているか?
・その補綴のクオリティおよび予知性が高いか?
すなわち、出来る限り小さく、かつシンプルな外科的手術によって痛みや腫れを抑えたり、手術時間はもちろん、治癒期間も出来る限り短縮したりすることで、患者さまの生活の質を下げることなく、しっかり噛める状態を回復することを大切にしながら、先にご紹介したような審美性、すなわち見た目の美しさを追求しています。
また、昨今の新型コロナウイルスに対する当院の取り組みも、4月27日のオンラインセミナーにおいてご紹介しました。
当ホームページでもご紹介していますが、当院ではスタッフがフェイスシールドやゴーグルなどを適宜活用しながら、患者さまとスタッフ双方の安全を考えた治療を行っています。
加えて、常時換気、次亜塩素酸噴霧器の活用、リステリンによるうがい、手の触れる場所の消毒、防護ビニールの感染を防ぐ脱ぎ方、飛沫を抑えるバキュームなどをはじめとする院内環境も改めてご紹介しました。
このような環境下では、先にご紹介した4つの指針、そしてこれまでもご紹介している4Sの考え方にそったインプラント治療の重要性を改めて認識するばかりです。
私たちはこれからも、インプラント治療はもちろん、治療環境の整備においても、患者さま目線を常に意識しながら、さらなる深化を求めてまいります。