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お知らせ・活動報告
2018.04.10 管理栄養士サポート 口は第一の消化器官(管理栄養士)
消化器官と言うと、食道や胃、腸などの、いわゆる「内臓」をイメージされる方が多いのではないかと思います。でも、一番最初に通過する消化器官、それは口なんです。
食べ物を食べる時に出る唾液も消化酵素を持っています。これは、食べ物をしっかりと噛まずに飲み込んでしまうと、唾液からの消化酵素が十分に働かないため、他の消化器官が頑張らなければならなくなってしまう、すなわち食道や胃などの臓器に負担がかかりる結果になってしまいます。
だからこそ、しっかり噛むことが大事なんです。
ちなみに、しっかり噛んで食べることは味覚の形成にも繋がります。これは感じ方に個人差はありますが、ファストフードなどは軟らかくて味の濃いものが多く、あまり噛まずにパクパクと食べられてしまう傾向があります。
一方、スローフードと言われる和定食などは、薄味であっても、しっかり噛むことで味わい深くなる為、味覚が養われる食事だといえます。
よく噛むことで味覚が敏感になり、薄味を好むようになれば、過剰な塩分摂取も控えられ、身体に優しい食生活を送ることができます。
薄味の和食は、米にせよおかずにせよ、しっかり噛んでいると、どんどん味が出てきます。やっぱりこんな料理は、しっかり噛めるし、塩分量も控えめになるので、体にいい食事なんだと思います。