Nutritionist 管理栄養士サポート
歯科医院に管理栄養士がいる理由
なかやま歯科には、管理栄養士として活躍するスタッフを筆頭に、食育インストラクター資格を持つ歯科衛生士など、全身の健康と食事について熟知したスタッフが在籍しています。
歯科医院に管理栄養士がいる理由、それは、お口の健康だけでなく、全身の健康までサポートする目的に他なりません。
例えば、噛めなかった患者さまが、治療により、しっかりと噛めるお口を取り戻すと、食事を採りやすくなることから、食べ過ぎてしまうケースが少なくありません。また、噛めなかった頃は、柔らかい炭水化物を丸のみするケースが多く、この習慣が変わらないまま食べ過ぎるようになれば、せっかくお口が健康になったのに、全身の健康を考えるとマイナスになってしまいます。
そこで当院では、常勤の管理栄養士が、患者さまが定期検診などでご来院くださる機会を活かし、食事指導・運動指導を継続的に行うことで、よくなったお口に続き、全身の健康を維持・向上させるサポートに力を注いでいます。
このような取り組みは、歯科医院では滅多に見ることができません。しかし、このような取り組みこそが大切と考える当院管理栄養士は、歯科医療と管理栄養士が連携する重要性を全国の歯科医師の先生方に向けて講演するなど、院内に留まらない活動にも精力的に取り組んでいます。
院内では、こんな活動もしています
当院待合の大型ディスプレイに目を向けていただくと、当院管理栄養士による、「お口とカラダがよろこぶはなし」のコーナーをご覧いただけます。ここでは、旬の食材を使った管理栄養士お勧めメニューの紹介や、ぜひ皆さまに知っていただきたい、管理栄養士からのワンポイントアドバイスなどをお届けしています。
また、待合テーブルや受付ラック、体成分分析装置測定室(このあと詳しくご紹介します)の壁などに目を向けていただくと、手書きのイラストをふんだんに活用したクイズや健康に関する資料をご覧いただけるかと思います。これらは、食べ物のことを楽しみながらもっと知っていただきたいと願う当院管理栄養士が、特技であるイラストを用いて、患者さまを想いながら一つひとつ手作りしている作品です。
スポーツジムで見る機械が、どうして歯科医院に?
当院待合室内に設置している、小さな小さな個室。この部屋は一体何だろう?と疑問に思っていらっしゃる方がいらっしゃるかもしれません。実はこのお部屋は、体成分分析装置「ITO-InBody」の計測ルームで、どなたでもご自由にご利用いただけます。
スポーツジムに通っていらっしゃる方は、このような装置をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この装置では、体重・体脂肪率・内臓脂肪・筋肉量のほか、ミネラル量や水分量まで測定できる分析装置です。また、右手・左手・右足・左足・胴体と部位レベルで測定することができ、ご自身の体内環境をより正確に知ることが可能です。
なぜそんな装置が歯科医院にあるの?と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、これは、先にご紹介した、管理栄養士による食事・運動指導に大きく関わってきます。
管理栄養士は、この装置での測定結果を参照しながら、患者さま一人ひとりに応じた健康指導・運動指導を行っています。
例えば糖尿病の方であれば、内臓脂肪が多く筋肉量が少ないケースが多く、ご年配の方であれば水分量とミネラル量が少ないケースが多々見られます。このような計測データに加え、患者さま一人ひとりの年齢や既往症、食事記録などをもとに、どのように食生活を改善すべきか、またどのような運動を取り入れるべきかなどのプランを、定期検診に合わせて継続的にご提案しています。
もちろん、これら計測結果を他人には見せたくないと思われる方も多いはずです。また、計測している姿を見られるのが嫌な方もきっと多いはずです。だからこそ個室を設け、当院スタッフにも見られないように計測できる環境を整えました。計測結果は、印刷して、ご自身だけがお持ち帰りいただくことも可能です。皆さま、ぜひお気軽にご利用ください(機械の準備だけ当院スタッフが行いますので、受付までお声がけください)。
管理栄養士 スケッチ&作品ギャラリー
・薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された医療機器であり、体成分を分析する機器となります。
・人体に微弱な電流を流し、生体電気インピーダンスを測定する装置であり、微弱電流による影響を与える可能性があります。そのため、心臓ペースメーカのような植え込み型医療機器、生体情報モニターのような生命維持用医療機器、心電計のような装着型医用電子機器を使われている方は使用できません。
・感染を予防するため、皮膚感染のある方は使用できません。
・体水分を安定させ、より信頼性の高い結果を得るため、空腹時、運動前、入浴前、排尿排便後に測定する必要があります。
・測定時には、腕や脚が体側に接触しないように伸ばしたり、電極との接触が離れないようにする必要があります。また、動いたり、話したりもできません。