Hygiene 衛生管理へのこだわり
当院では、コロナ禍の何年も前から
衛生対策を徹底してきました
当院では、新型コロナウイルスが流行するはるか以前から、院内の感染症対策には特に注力してきました。事実、2010年代前半には、すでに当院内に大学病院レベルの滅菌設備の導入が完了していました。
また、診療が滞ることなく、患者さまごとに洗浄・滅菌ができるように、非常に多くのタービン(歯を削る器具)やミラーなどを取り揃えることにも努めてきました。もちろん、使い捨ての紙コップやエプロンなどの使用は言うまでもありません。
さらに当院では、手袋交換の徹底や、投薬時の飲料水などにもこだわることで、ハード・ソフトの両面から、患者さまの目線に立った、決して妥協をしない衛生管理に取り組んでいます。
既に新型コロナウイルス対策でご紹介した設備や取り組みと重複しますが、当院の衛生対策・感染対策をもう少し詳細にご紹介します。
徹底した器具の洗浄・滅菌
使用した器具の洗浄(ミーレ医療用高性能洗浄機)
家庭用の洗濯機や食洗器でミーレという名前を聞いたことがあるかもしれませんが、ミーレ社は医療用の高性能な洗浄機も展開しています。当院では、まだ国内での導入事例が少ないミーレ社の洗浄機を院内に導入しています。従来、歯科医院の診療器具の洗浄は、専用の薬剤を使い、手作業で洗浄を行ってきました。しかしこの方法では、目に見えない隙間に入り込んだ血液や付着物などの汚れを洗い落すことに限界がありました。しかし、洗浄段階から徹底した衛生管理にこだわる当院では、手洗いでは洗浄しきれない汚れも、ミーレの高性能洗浄機を使うことで隅々まで洗浄し、可能な限り清潔にしたうえで次の滅菌ステップに進めることを大切にしています。
滅菌パックによる滅菌・保管
歯を削るタービンやミラー、ピンセット、インプラント治療で用いるドリルの本体や先端など、患者さまのお口に入るすべての器具は、滅菌パックに入れた状態での滅菌と管理を行っています。この結果、滅菌した器具は患者さまの治療に使用するまで、一度も空気に触れることはありません。治療をはじめる際、私たちが滅菌パックを開封するシーンをご覧になることがあるかもしれませんが、まさにその時が、滅菌後はじめて空気に触れる瞬間であり、それ以前に何かが付着することはありません。滅菌パックに入れ、器具を滅菌することで清潔な状態のまま器具を保管することもできます。
器具の滅菌(クラスB滅菌器 LISA)
歯科医院の衛生管理において、治療器具の滅菌を行う「滅菌器」は欠かすことができません。
一口に滅菌器と言っても、それにはいくつかの種類があります。当院では、世界で最も厳しい滅菌基準である「クラスB」に対応した滅菌器の「LISA」を導入し、大学病院レベルの滅菌環境を整えています。これに加え、当院ではクラスB滅菌器のほか、さらに2台の滅菌器を導入し、合計3台の滅菌器によって患者さまごとの医療器具洗浄と滅菌に取り組み、常に清潔な環境での歯科治療をご提供しています。洗浄後に当院が導入しているオートクレーブ(滅菌器)を使うことで、エイズや肝炎などのウイルスは全て滅菌することが可能です。
患者さまに触れるものは全て清潔に
手袋交換の厳しいルール
歯科医師・歯科衛生士が患者さまごとに必ず手袋を交換していることは、お伝えするまでもありません。なにより当院では、これよりはるかに厳しい手袋交換のルールを決めています。たとえば歯科助手がほんの一瞬、他の患者さまの治療をサポートする場合、たとえそれがお口を触らない(器具を持つだけの)サポートであっても、石鹸で手を洗って対応するのではなく、 必ず手袋を交換のうえ対応することをルールとしています。もちろんその後、元々サポートしていた患者さまのもとへ戻る際にも、また新しい手袋に交換します。このほか、患者さまをレントゲンにご案内する際、着用いただくスリッパを触れば、これも手洗いではなく手袋を交換します。
投薬時の飲料水にも配慮しています
抜歯をする時には、ほとんどの歯科医院で術前に抗生剤や痛み止めの投薬が行われますが、薬を飲む際の水は一体どこの水なのでしょうか。診療時、うがいにお使いいただく水は、もちろん飲用いただける清潔な水です。しかし昨今では、水道水を飲むことに抵抗を感じる方も決して少なくありません。当院では、投薬時はもちろん、待合の患者さまにもご自由にお飲みいただけるウォーターサーバーを設置することで、お飲みいただく水の不安を低減することも大切にしています。
当院の新型コロナウイルスにおける基本対策
ワクチン前後の「外科処置の期間について」
日本口腔外科学会の見解をふまえ、当院では万全を期すため抜歯などの局所麻酔を伴う外科処置は、ワクチン接種後から3日以上経過していることを条件とさせて頂きます。また、これからワクチン接種を受ける方につきましては、外科処置からワクチン接種までの期間が1週以上確保できる日程でのご予約をお願いしております。外科処置を伴わない通常の歯科治療に関しては、ワクチン接種による制限はありません。
院内を「常時換気」
当院は室内の換気を常時(定期ではなく、常に。)行っています。ご覧のようにほぼ全てのチェアーを全面的に換気する環境を整えております。このように当院は上に換気用の窓が設備されているので、常に窓を開けた状態で密閉空間を避けて診療を行っております。
ウイルス除菌効果のある「抗菌テープ」
ドアノブや取っ手などに抗菌テープを貼り付け、消毒液で除菌を行っています。全てのチェアー、レントゲン機器使用後は、患者さま毎に強力な次亜塩素酸水、80%エタノールを噴射・消毒しております!
「医療用空気清浄機」の稼動
また当院の誇れる院内設備として、室内空間を外気からの吸気システム、と室内からの排気システムを完備しております。室内空気循環を考えた位置の天井面に吸気口、排気口を整備しております。+の口が吸気、-の口が排気です。大型公共施設の基準を満たしております。
治療器具の「滅菌の徹底」
世界水準(ヨーロッパ規格EN13060のクラスB滅菌器)の衛生環境を整備、患者さまごとに器具を交換しています。
「エアロゾル飛散防止」対策
口腔内の「カニューレチップ」と「口腔外バキューム」を使用し、エアロゾル飛散防止対策を行っています。リステリンはコロナウイルスの活動を抑制する効果があることが実証されています。治療前に必ず全員の患者さまに洗口をお願いしています。
歯の切削には、風を出さずに削ることができる「5倍速コントラ」を12本完備し、歯石除去に超音波装置を使用する場合は、口腔外バキュームを使用してエアロゾルの飛散を防止しています。
マスク・グローブ・ゴーグルの使用「グローブは患者さまごとに交換」
衛生面の充実、スタッフの健康、安全の確保のためにゴーグル、マスク、フェイスシールド、グローブの着用をしております。表情が見えず、心苦しい限りですが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
スタッフの 「頻繁な手洗いと手指消毒」
コロナ対策において必須である手洗いと手指消毒を徹底しています。
患者さまへのお願い
感染疑いがないか「問診票ご記入のお願い」
来院された患者さま全員に、感染の疑いがないか問診票のご記入をご協力いただいております。
「体温測定」にご協力頂いています。
患者さまへ受付で検温をご協力いただいています。37.5℃以上の方は治療を延期させていただくこと、ご了承願います。
「手指消毒」にご協力頂いています。
80%エタノールにて、全ての患者さまにクリニックに入室されるときの手指消毒をお願いしております!
発熱やのどの痛み、せき、息切れ、
強いだるさ(倦怠感) などの症状がある方は、
受付にその旨お申し出ください。
当院院長の兄 中山浩之先生による患者さま向け動画です。
新型コロナ対策、私達歯科医院の取り組みをご紹介します。
次の症状がある方は「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください。
- 風邪の症状や 37.5℃以上の発熱が 4日以上続いている(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
- 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある※高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
「帰国者・接触者相談センター」はすべての都道府県で設置しています。
詳しくはURLまたはQRコードからご覧いただけます。
その他、ご自身の症状に不安がある場合など、一般的なお問い合わせについては、次の窓口にご相談ください。
厚生労働省相談窓口
TEL:0120-565653(フリーダイヤル)
受付時間 9:00~21:00(土日・祝日も実施)
聴覚に障害のある方をはじめ、電話でのご相談が難しい方
FAX:03-3595-2756
・薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された医療機器であり、再使用可能な医療機器を洗浄・すすぎ・熱消毒・乾燥するための機器です。
・国際規格(ISO15883-1、ISO158832)に適合しています。
・たんぱく質が凝固しない温水で、たんぱく質汚れを強力に洗浄します。
・洗浄槽の中の3本のノズルから隅々まで水が行き渡ります。水を強い力で直接汚れに当てることで、優れた洗浄効果を得られます。
・最終工程で、B型肝炎ウイルスなど耐熱性病原体を不活性化する水準の熱水消毒を行います。
・薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された医療機器であり、再使用可能な医療機器を高圧の蒸気で滅菌するための機器です。
・ヨーロッパ規格EN13060に準拠しています。
・バキュームポンプにより、滅菌パックや被滅菌物などの内部から99.9%以上の空気を除去します。
・バキュームにより99.9%以上の空気が取り除かれるので、被滅菌物の隅々まで蒸気が行き渡ります。
・低温で乾燥し、内蔵のバキュームポンプで水分を吸い取りながら乾燥するので、より確実に乾燥できます。